会社で働く皆さん。そのほとんどが、上司からの指示で動きますよね。
その上司のタイプも様々で、完全に部下に任せきりで自分は早速と帰宅する人もいれば、パワハラ気質で部下の成果を怒鳴り散らす人もいます。
中でも私が最も危険視しているのは、マイクロマネジメントを行う上司(以下、マイクロマネジメント上司)です。オーバーマネジメントやミクロマネジメントともいいます。その名の通り、部下の業務を事細かく指導する上司です。
近年では、このマイクロマネジメントにより、”部下が育たない”と問題視されています。悲しいことに、私自身、マイクロマネジメントを受けた経験があります。
そこで今回、マイクロマネジメント上司の対策と悪影響について、分析していきます。
マイクロマネジメント上司の欠点

マイクロマネジメントの最大の欠点は、上司の指導が行き過ぎる余り、部下が自分で考えるのをやめ、指示待ち人間に近づくことです。
何故なら、自ら考えて業務を進めても必ず上司からの指摘が入り、方向性や考えを捻じ曲げられるからです。
いつの間にか、上司の言うことが “正”となり、上司が好むやり方に染まっていきます。
部下が無能だから、マイクロマネジメントされるのでなく、マイクロマネジメントを行うから、無能な部下が出来上がるとも言えますね。
マイクロマネジメントの具体例

マイクロマネジメントの具体的な例を挙げます。
- 大枠のスケジュールだけではなく、今日の午前午後に何があって何をするかまで知りたがる
- 業務が途中の段階で、事細かくレビューを要求し、その後の展開を操作する
- 不確定な事象に関して、いつ頃分かるのか等、今気にしても仕方がないことに執着する
部下の詳細スケジュールまで把握したがる
マイクロマネジメント上司の基本は、部下のスケジュールを知りすぎていることです。
普通、初めてやることに対して、分からないことを調べたり、他部署と打ち合わせしたりと、自分なりに水面下で行動する人も多いと思います。
その行動に対しても、マイクロマネジメント上司は侵入します。部下が誤った方向に進まないかが不安で仕方がないからです。
もちろん、業務を効率進めるためには、後戻りなく、ゴールまで一直線で突き進むのが理想です。しかし現実は、思考錯誤し、色んな人と関わって、泥臭くゴールに向かうものです。
マイクロマネジメント上司は、この過程も気になり、自分なりのやり方を強制します。
業務に対し、事細かくレビューを要求する
マイクロマネジメント上司の “知りたがる” 特性上、事細かく業務進捗のレビューをさせます。例えば、スケジュールがどうだとか、全体の何%進んでいるだとか。
もちろん、週1程度の全体会議や、特に納期が迫った業務であれば分かります。しかし、優先度の低い業務についてもその進捗を知りたがり、進んでいなければ激怒、指導を施し、自分流を押し付けます。
部下の中でも優先度は理解しており、言われなくてもやると言いたいです。しかし、マイクロマネジメント上司は自分が知りたいと感じた時に知ることができないことをもどかしく思う性質があります。
不確定な事象を嫌う
上記の通り、マイクロマネジメント上司は、確定しない物事に不安を覚えます。そのため、確定しないのであれば、 ”いつ確定するのか” まで事細かく聞いてきます。
また、その範囲は自部署には留まらず、他部署にまで及びます。もちろん、他部署には他部署のやり方があるのですが、自分が正しいと思い込んでいる性質上、押し付けは止まりません。
マイクロマネジメント上司に管理された体験談

私は、上記3つの全てに当てはまる上司の元で働いていました。
とりあえず細かい業務まで知りたがり、特に関連部門の情報が分からない時は、その関連部門の仕事の進め方が悪いとまで言い切る上司でした。
また、当然レビューも多いです。結果だけではなく、何故そう考えたかの思考を文字化・図示化することに拘る方でした。思考を書き出すのは非常に良いことですが、これを社外に出すレポートかよ!と言いたくなるほど、完璧にまとめさせてきます。
たった数行、パワーポイントの1ページについても、繰り返しの修正が入り、それだけで半日失うことも日常でした。
私の対策
以上の経験から、マイクロマネジメント上司に対する対策を考えました。
餌与え
まず、マイクロマネジメント上司が喜ぶ餌を日々与えることです。ちょっとした成果があれば喜ぶ特性を理解し、成果を小出しにすることを心がけます。
何より前回報告時点から前に進んでいることが大事であり、その量まで問われていません。そのため少しずつ、報告の数を増やすことで安心させることができます。
流し聞き
次に、指摘のあったことはある程度流して聞くことです。
マイクロマネジメント上司の指摘は、何にしてもかなり細かいです。業務内容に対する指摘や資料の細かい修正など全て反映していては時間が足りません。
そこで、10聞いたら2ぐらいを取り入れることを心がけます。どうせ10聞いて10直しても、また別の部分で10の指摘があるだけです。全てを受け止めていては、精神的にもダメージとなり、悪循環になります。
マイクロマネジメント上司の過干渉により、適応障害になったチームメンバーがいました。その方は、毎日真面目に従った結果、自分のやり方に自信を無くし、会社に来れなくなりました。その方は、50歳を超えていましたが、この年齢の方をも破壊するのが、マイクロマネジメントです。
反抗した態度を取らない
最後に、決して反抗した態度を取らないことです。
もちろんのこと、マイクロマネジメント上司は自らの意見が最も正しいと自負しており、少しの反抗で倍以上の指摘が返ってきます。
ならば、意を唱えず、真摯に意見を受け止め、時には頑張っているけど中々できなくて・・・というような態度を取ります。こうすることで、”あなたの言う通り” に頑張っていますよ~と、最低限の努力は伝えることができるでしょう。
まとめ
今回、マイクロマネジメント上司の特徴とその対策をまとめました。
この特徴を理解し、対策できていたとしても人には限界がきます。その時は迷わず転職やら、少し休んでみるなど、素直に逃げていいと思います。
たった1人のマイクロマネジメント上司に破壊される人生って嫌ですよね。




