本記事は前編からの続きです。
前編では、大学院受験前から受験後までの流れを解説しました。まとめは以下の通りです。
- 大学受験と比較して、大学院受験は非常に難易度が低い
- 院試前には、志望研究室を訪問し、情報を入手することに注力する
- 他大学に進学するからといって、卒業研究は手を抜かず、真剣に取り組む
後編では、学歴ロンダリングで就活は有利になるのかとロンダリングしてみてのメリット・デメリットを解説。
【結論】学歴ロンダリングは就活時に有利なのか

結論、圧倒的に有利です。
特に国立大学院だと、従業員数10,000人以上の巨大企業の内定も容易。平均年収700万以上、福利厚生も充実した企業も狙えると思います。
しかし、単に大学院のネームバリューだけを利用して内定を貰うことはできません。
そこで、学歴ロンダリング時の就活事情について、入学後の立ち回りから順に解説します。
大学院1回生(M1) 就活開始時点での立ち回り
教授との駆け引き
学歴ロンダリングに関わらず、大学院生の就活は、教授との駆け引きが重要です。教授よっては、研究第一でインターンや説明会への参加を禁止することもあります。私も長期インターンには参加できず、1dayインターンやオンライン説明会だけこっそり参加していました。
また、大学院生だからインターンに必ず参加できるという訳ではないです。特に大手のインターンとなると、ES提出・適性検査・面接まで控えているところも多いです。
学歴ロンダリングしている場合、この適正検査と面接が壁になります。
大学ロンダリングした人が適正検査・面接が壁になる理由
学歴ロンダリングした人が就職活動で最初にぶち当たるのが、インターン選考中に出てくる適正検査と面接です。
適正検査では、主に国語・数学・英語をベースとした論理性・推論力・基礎学力を試されます。
元々偏差値の低い大学にしか受からない→高校時代の基礎学力が低い→適正検査が困難。
このような理由で、適正検査で引っかかったりすることが度々出てきます。周りの院生はES・適性検査は余裕と言い合っていた中、私1人、適性検査の対策をしてギリギリ突破しているようなレベルでした。
また、適正検査を突破しても面接が待ち受けます。問題となるのが、何故、大学院で研究室を変えているのかという問い。
最終学歴を変えたい一心で進学している人は、この質問の対策が必要です。
学歴ロンダリングの就活は、OB訪問、早期選考の情報入手が肝
夏〜秋にかけてOB訪問や大学院・専攻特有の早期選考情報が出回ります。
学歴ロンダリングしている場合、そのような情報は何もしなければ自分の元に回ってきません。院の授業や研究発表会などの間に色んな人とコミュニケーションを取り、情報を共有して貰いましょう。
何より、下手に出ることが大事。
「自分は大学院からここに来て何も分かっていない。少しでも情報があれば教えて欲しい。」と伝えるだけでも、理解してくれる方は多いです。
国立の大学院となれば、OB訪問時に独自の早期選考フローを用意しているところも多いです。人数枠があるので、周りの動向を探りながら、枠があれば受けてみるなどの読み合いをすると良いです。
大学院2回生(M2)時点|本選考スタート

大学院の就活では、本選考前の就活ガイダンスで、2つの選択肢を提示されます。
自由応募
まず自由応募。
自由応募は、自身で就活サービスや企業HPを介して、選考を進めていく応募形式です。自分が取り組める範囲内で様々な企業に応募することができます。
インターン時と同様にES・適正検査・面接が待ち構えていますが、対策をすれば必ず突破できます。
特にESに関しては最終学歴によるパワーでほとんど落とされることがありません。世間で言われる書類すら受からないは気にしなくて良いので、その点のストレスはないです。
推薦応募
2つ目は推薦応募。各大学院の専攻ごとに企業側から〇人来て欲しいと依頼があり、その企業に応募していく形式です。
そのため、内定率は高く、選考フローも自由応募と比較して少なくなることが多いです。
また推薦応募時は、面接ではなく、マッチング面談という志願者の希望が企業と合致しているかの確認の場として設けられることが多いです。
推薦応募リストの中に志望度が高い企業が既に載っているのであれば、そのまま推薦応募してしまって良いです。
しかしながら、推薦応募にはデメリットがあります。それは、推薦応募で内定を頂いた企業には原則として必ず内定を受諾しなければならないということ。推薦応募で進めている中、自由応募で内定が出たとしても、推薦応募で内定が出れば、そちらは内定辞退するしかないです。
推薦応募を滑り止め的な役割で使用するのはナンセンス。
学歴ロンダリングをして分かったメリットとデメリット

学歴ロンダリングのメリット
レベルの高い環境に身を置くことで、自分に負荷をかけ成長することができる
今いる自分の環境から更にレベルの高い環境へ身を移すことで、自分に負荷をかけて成長率を上げることができます。
大学院入学時には、基礎学力が劣っていたり、研究の進捗が遅れてしまうことが多い。
そんな時でも、周りを気にせずに地道に時間をかけて喰らいついていくことで、自然と自己成長に繋がり、物事に対する突破力を向上できます。
就活時の選択肢が大きく増え、巨大企業にもチャレンジ可能
豊富なOB訪問や推薦応募リストなど、就活時の選択肢が大きく増えます。
ESで落とされるという心配も少ないです。巨大企業も視野に入れつつ計画的に就活することができます。
最終学歴が高学歴になることによる社会的信頼性の向上
自己紹介で〇〇大学大学院ですと答えることで、その大学院に通っているなら大丈夫だねという風に高い信頼を持って接してくれるようになります。
何事もファーストインプレッションが大事。良い経歴を持っていることは人間関係の発展に多いに貢献します。
学歴ロンダリングのデメリット
内部進学生と比較して地頭に差があるため、思い悩むことがある
上述の通り、内部進学生と比較すると地頭に差があります。
そのため、適正検査や基礎学力で劣等感を感じることが多々あります。割り切って自分のペースで頑張るしかないですね。
それでも最終学歴は同じだから大丈夫、という自信を持つことが大事です。
研究のスタートが遅れている分、周囲よりも努力する必要がある
大学院での研究は、学部生のときに与えられたテーマを引き継ぐことが多い。
しかし、学歴ロンダリングをした場合、進学後にテーマが変更となることがほとんどです。入学後から新規テーマをスタートすることになります。
たいして内部生は半年分進捗があるので、この差は歴然。
また、入学後は研究だけではなく、授業や学校の仕組みなどその他のことに時間を取られがち。研究の進捗が遅れてしまうことは仕方ないです・・・
自分のペースで結果を出せるように努力することが大切ですね。
ロンダリングしたからには、優良企業に入らなければならないというプレッシャー
「せっかく学歴ロンダリングしたから」、「偏差値の高い大学院へ行ったから」といって優良企業にこだわる必要はない。
就活しているときは、やはりそこに拘ってしまいがち。いざ働いてみると大企業も中企業もほとんど大差は無いです。
学歴ロンダリングは就活に有利なのか?まとめ
後編では、学歴ロンダリングは就活に有利かとそのメリット・デメリットについて解説しました。
- 学歴ロンダリングは就活に対して非常に有利
- ESはほとんど通過可能、適正検査・面接対策は必須
- OB訪問や早期選考、推薦応募を活用することで、効率良く就活が可能
- 何より周りと比較しないことが大事
最終学歴を変えるということは人生にとって重大なターニングポイント。
学歴ロンダリングを迷っている人は、ぜひこの記事を参考にして欲しいです。




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