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”学歴ロンダリング”は就活時に有利?|地方理系私立→旧帝大院へ進学した経験談を元に解説!(後編)

勉学・仕事

前編からの続き

本記事は前編からの続きになります。

前編では、大学院受験前から受験後までのフローについてお伝えしました。総括は以下の通りです。

  • 大学受験と比較して、大学院受験は非常に難易度が低い
  • 院試前には、志望研究室を訪問し、情報を入手することに注力する
  • 他大学に進学するからといって、卒業研究は手を抜かず、真剣に取り組む
  • 入学後は、研究に取り組むのはもちろん、人間関係の構築にも努力する

後編では、皆さんが最も気になります「学歴ロンダリングした場合に就活は有利になるのか」と「実際にロンダリングしてみてのメリット・デメリット」を体験談をベースにお伝えします。

前編を読まれていない方は一度目を通して頂けると嬉しいです!

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学歴ロンダリングは就活時に有利となるのか

結論、圧倒的に有利になります。

特に国公立大学院となると、従業員数10,000人以上の巨大企業も、内定を得られるレベルと考えて貰えれば大丈夫です。

狙える平均年収も700万以上、福利厚生充実といった普通の大学生が憧れるような企業から内定を頂くようなことも可能です。

しかし、単に大学院のネームバリューだけを利用して内定を貰うことはできません。

では、学歴ロンダリング時の就活事情について、リアルな視点で深堀りしてきましょう。

大学院1回生(M1)時点|就活開始時点での立ち回り

前置き

当たり前ですが、就職活動は就職する前年からではなく、更に前の年からスタートしています。

まず初めに、大学院1回生(M1)の夏頃には〇〇年度入社合同説明会および、その延長にある夏季インターンシップ(長期・短期)が控えています。

ここでまず所属している研究室の雰囲気との駆け引きが始まると言っていいでしょう。

理由は、研究室がインターン参加を許容しているかどうかです。研究室によっては、研究第一でインターンの参加を禁止しているところや、「院生がインターンに参加しようがしまいが就職できるかには関係無い!」と言ってくる教授がいます。私の所属している研究室もそのような雰囲気でしたので、長期インターンには参加できず、1dayインターンやオンライン説明会だけこっそり参加しました。

また長期インターンが意味ないという方がいますが、これは嘘で、意味あるどころかその参加によって就活をほぼ終わらせることができるレベルのポテンシャルを持っています。

参加できる場合は必ずといって良いほど申し込みましょう。

といっても、大学院生だからインターンに必ず参加できるという訳ではございません。特に長期インターンとなると、ES提出適性検査面接まで控えているところも多いです。

学歴ロンダリングしている場合、この適正検査と面接が問題となります。

適正検査と面接における苦悩

まず学歴ロンダリングした人が就職活動で最初にぶち当たるのが、インターン選考中に出てくる適正検査と面接です。

適正検査では、主に国語・数学・英語から成る、論理性、推論力、基礎学力を試されます。

元々偏差値の低い大学にしか受からなかった→高校時代の基礎学力が低い→適正検査が困難に!

このような理由で、適正検査で引っかかったりすることが度々出てくると思います。大阪大学大学院の周りの院生はES・適性検査は出すだけだからと言い合っていた中、私1人、適性検査の対策をしてギリギリ突破しているようなレベルでした。

この時初めて、地頭の差を実感し、落ち込んだのを覚えています。

また、適正検査を突破しても面接が待ち受けております。この時問題となるのが、何故、大学院で研究室を変えているのかという質問です。

最終学歴を変えたい一心で進学している方は、ここで質問対策を必ず考えなければならないでしょう。

参考程度ですが、私がこの時に用意していた回答は以下になります。

私の大学では、研究したい分野の実験を行う研究室はありますが、理論を突き詰める研究室はありません。これまで実験の結果だけを考察し、何故そうなるのかといった理論的な部分の勉強を怠っており、大学院へ進学する上で、一度理論から学び直し、理論と実験を紐づけた結果を出したいと思っています。そこで、専攻分野の実験・理論研究室の両方があり、〇〇といった理由も含めて大阪大学の〇〇専攻〇〇研究室へ変更しようと考えました。

適正検査や面接対策は、本選考の時にも必要となるので、早い段階から対策しておくことが重要です。

OB訪問、早期選考の情報を何とかして手にいれよう!

夏〜秋にかけてOB訪問やその大学院・専攻特有の早期選考情報が出回ります。

学歴ロンダリングしている場合、そのような情報は何もしなければ自分の元に回ってこないため、院の授業や研究発表会などの間に色んな人とコミュニケーションを取り、情報を共有して貰いましょう。

何より、下手に出ることが大事です。

「自分は大学院からここに来て何も分かっていないので、困っている。少しでも情報があれば教えて欲しい」と伝えるだけでも、理解してくれる方は多いです。

国立の大学院となれば、OB訪問時に独自の早期選考フローを用意しているところも多いです。その場合、人数枠があるので、周りの動向を探りながら、枠があれば受けてみるなどの読み合いをすると良いしょう。上に書きましたが、ロンダリングで入学した外部生がぐいぐいと色んな選考に乗り出していれば、内部生は良い気分はしません。周りの雰囲気を見ながら、謙虚に行動していくのが大切です。

大学院2回生(M2)時点|本選考スタート

大学院の就活では、本選考前の就活ガイダンスで、2つの選択肢を提示されます。

自由応募

まず自由応募です。

自由応募では、自身で就活サービスや企業HPを介して、選考を進めていく応募形式になります。

1人何社までといった縛りはなく、自分が取り組める範囲内で様々な企業に応募することができます。

インターン時と同様にES、適正検査、面接が待ち構えていますが、必ず対策をすれば突破できます。

特にESに関しては最終学歴によるパワーでほとんど落とされることがないので、世間で言われる書類すら受からないは気にしなくて良いので、その点のストレスはありません。

推薦応募

2つ目は推薦応募です。こちらでは各大学院の専攻ごとに企業側から〇人来て欲しいと依頼があり、その企業に応募していく形式となります。

そのため、推薦応募の方が内定率は高く、選考フローも自由応募と比較して少なくなることが多いです。

また推薦応募時は、面接ではなく、マッチング面談という志願者の希望が企業と合致しているかの確認の場として設けられることが多く、この場合であれば、ほとんど確立で内定を貰うことができます。

ですので、推薦応募リストの中に志望度が高い企業が既に載っているのであれば、そのまま推薦応募してしまっていいでしょう。

しかしながら、推薦応募にはデメリットがあります。それは、推薦応募で内定を頂いた企業には原則として必ず内定を受諾しなければならないということです。推薦応募で堅実に選考を進めている中、自由応募でレベルの高い企業から内定を頂いたとしても、推薦応募で内定が出れば、そちらは内定辞退するしかなくなります。

そのため、推薦応募を滑り止め的な役割で使用するのはナンセンスです。

学歴ロンダリングをして分かったメリットとデメリット

最後に学歴ロンダリングをして分かったメリットとデメリットをお伝えします。

特にデメリットに関しては、主観的な要素が多いです。

人によってはそのように感じないかもしれませんが、一意見としてご理解して頂けると嬉しいです。

メリット

  1. レベルの高い環境に身を置くことで、自分に負荷をかけ成長することができる
  2. 就活時の選択肢が大きく増え、巨大企業にもチャレンジ可能
  3. 最終学歴が高学歴になることによる社会的信頼性の向上

レベルの高い環境に身を置くことで、自分に負荷をかけ成長することができる

今いる自分の環境から更にレベルの高い環境へ身を移すことで、自分に負荷をかけて成長率を上げることができます。

大学院入学時には、基礎学力が劣っていたり、研究の進捗が遅れてしまうことが多いです。

そんな時でも、周りを気にせずに地道に時間をかけて喰らいついていくことで、自然と自己成長に繋がり、物事に対する突破力を向上させることができます。

就活時の選択肢が大きく増え、巨大企業にもチャレンジ可能

豊富なOB訪問や推薦応募リストなど、就活時の選択肢が大きく増えます。

ESで落とされるという心配も少ないので、巨大企業も視野に入れつつ計画的に就活することができます。

最終学歴が高学歴になることによる社会的信頼性の向上

皆さんも初めて会った人や新たなコミュニティに入ったときに自己紹介しますよね。

その時に〇〇大学大学院です、と答えることで、その大学のしかも大学院に通っているなら大丈夫だねという風に高い信頼を持って接してくれるようになります。

何事もファーストインプレッションが大事なので、良い経歴を持っていることは人間関係の発展に多いに貢献します。

デメリット

デメリットに関しては、完全に主観です。人によっては全く感じないこともあるでしょう。

  1. 内部進学生と比較して地頭に差があるため、思い悩むことがある
  2. 研究のスタートが遅れている分、周囲よりも時間をかけ努力する必要がある
  3. 学歴ロンダリングしたからには、巨大企業に入らなければならないというプレッシャーを感じる

内部進学生と比較して地頭に差があるため、思い悩むことがある

上でお伝えしたとおり、やはり内部進学生と比較すると地頭に差があります。

そのため、適正検査であったり、その他基礎学力で劣等感を感じることがありますが、そこは割り切って自分のペースで頑張るしかないです。

それでも最終学歴は同じだから大丈夫!という強い意志を持ちましょう。

研究のスタートが遅れている分、周囲よりも時間をかけ努力する必要がある

大学院での研究は、学部生のときに与えられたテーマを引き継ぐことが多いです。

しかし、学歴ロンダリングをした場合、進学後にテーマが変更となることがほとんどのため、入学後から新規テーマをスタートすることになります。

たいして内部生は半年分進捗があるので、この差は歴然です。

入学後は研究だけではなく、授業や学校の仕組みなどその他のことに時間を取られがちです。

研究の進捗が遅れてしまうことは仕方ないですし、周りもそれは承知しています。

自分のペースで結果を出せるように努力することが大切です。

ロンダリングしたからには、優良企業に入らなければならないというプレッシャーを感じる

「せっかく学歴ロンダリングしたから」、「偏差値の高い大学院へ行ったから」といって優良企業にこだわる必要はありません。

就活しているときは、やはりそこに拘ってしまいがちですが、いざ働いてみると大企業も中企業もほとんど大差は無いです。

(余談)私の友人で同じくロンダリングで国立大大学院へ進学した友人がいましたが、就活が中々決まらず鬱病を発症し、秋に小企業へ就職したという事例もあります。。。

今は、SNSが発達し、周りの就活事情が良く見える時代です。

人の成功部分だけを見て、自分はダメだ・・・と思い込むことは精神衛生上、非常に悪いです。

就職以前に健康に害を与えては元も子もないので、そこには日々注意しながら活動しましょう!

総括

後編では、学歴ロンダリングは就活に有利かとそのメリット・デメリットについてお伝えしました。

  • 学歴ロンダリングは就活に対して非常に有利
  • ESはほとんど通過可能、適正検査・面接対策は必須
  • OB訪問や早期選考、推薦応募を活用することで、効率良く就活が可能
  • 何より周りと比較しないことが大事

最終学歴を変えるということは人生にとって重大なターニングポイントとなります。

まだ進学されていない方、ロンダリングを迷われている方は、ぜひこの記事を参考にして頂きたいです。

前編・後編共に読まれた方は、コメントして頂けると励みになります。

それでは、また次の記事で。

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