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新入社員が陥りがちな「9月病」:「5月病」との違い、入社半年後のモチベーションの上げ方を伝授

体験

新入社員として迎えた春。社会人としての第一歩を踏み出した4月は、緊張と希望に満ちた毎日だったことでしょう。右も左もわからない状況で必死に仕事を覚え、気がつけばゴールデンウィーク。そこで一度気持ちが緩み、やる気が出ない、体が重い……といった症状が出る「5月病」は、すでに多くの人に知られています。

しかし近年注目されているのは、その後にやってくる「9月病」です。
「5月病は聞いたことがあるけど、9月病?」と思う人もいるでしょう。

入社から半年。夏を越えて一息つく頃に、ふと湧き上がってくるのが「本当にこの仕事でいいのだろうか」「自分は成長できていないのでは」といった不安や焦燥感です。同期や周囲との比較で劣等感を抱いたり、責任ある業務が増えてプレッシャーを感じたり。そんな心理的疲労から、気持ちが落ち込みやすいのが9月病の特徴です。

この記事では、

  • 5月病と9月病の違い
  • 新入社員が9月に不調を感じる心理的背景
  • モチベーションを回復させる具体的な方法
    を解説していきます。

「5月病」と「9月病」の違い

5月病の正体

5月病とは、4月に始まった新生活や新しい職場環境への適応によるストレスが、一気に表面化する現象です。4月の緊張感と高いストレス状態が続いたあと、ゴールデンウィークで緊張の糸が切れた瞬間に、心身の不調として現れます。

代表的な症状は次の通りです。

  • 仕事や学業へのやる気が出ない
  • 気分が落ち込む、イライラする
  • 倦怠感や不眠

つまり、5月病は「環境の急激な変化に伴う適応ストレス」なのです。あるある・・・。

9月病の特徴

一方で、9月病は性質が異なります。
春から夏にかけて数か月の経験を積むことで、ある程度は仕事に慣れてきます。しかしその慣れが裏返って、「この仕事を続けていけるのか」「自分は成果を出せていないのでは」といった疑問や停滞感が生まれます。

9月病の症状は以下のような形で現れやすいです。

  • 成長実感がなく、モチベーションが低下する
  • 同期や先輩と自分を比べて劣等感を感じる
  • 仕事に対して「意味がない」と感じる
  • 夏の疲労や生活リズムの乱れによる体調不良

つまり、5月病が「スタート直後の環境ストレス」なのに対し、9月病は「持続的な努力の中で現れる自己効力感の低下」といえます。


なぜ新入社員は9月にモチベーションが低下しやすいのか

理想と現実のギャップ

新社会人は、入社前に「やりがいのある仕事」「社会の役に立つ自分」を理想として思い描きまよね。しかし実際には、最初の半年間は書類整理や補助業務、簡単なルーチンワークが中心。理想と現実の差に直面すると、モチベーションは一気に低下してしまいます。

比較意識と劣等感

夏を過ぎると、同期の中で「営業成績を上げた」「上司に評価された」といった成功例が出てくるでしょう。それをSNSや社内で耳にすることで、自然と比較意識が生まれます。「自分だけ取り残されているのでは」という不安は、9月病を加速させる大きな要因になります。

季節的要因

さらに、9月は季節の変わり目。夏の猛暑で疲れが蓄積し、日照時間の減少も相まって気分が落ち込みやすくなります。身体的なだるさが心の停滞を助長しやすいのです。

特に近年では9月も非常に暑く、外出を控えることから運動機会も減り、メンタルへの影響も高まります。


【体験談】9月病を乗り越えるためのモチベーション回復法

ここでは、私が入社半年時点で取り組んでいた、モチベーション維持方法を伝授します。

「小さな成長」を記録する

大きな成果が出ないと自己否定に陥りやすいですが、実際には小さな成長の積み重ねがキャリアを作ります。
昨日よりも業務スピードが少し上がった」「先輩に質問できた」など、小さな前進をノートやスマホに記録しましょう。言語化することで、見えない成長が可視化され、自己効力感が高まります。

また、重要なのは「今日も会社に来た!」という事実。何なら私は、「今日も朝7時に起きれた!」と励ましていました。一見当たり前なことでも、1つの成果として自信に変えることは、モチベーション維持にも大切です。

他者ではなく、過去の自分と比べる

比較対象を同期や同僚にしてしまうと、どうしても焦燥感が募ります。
モチベーションを取り戻すコツは、「半年前の自分」と比較すること
「あの頃は右も左も分からなかったけど、今はお客様に挨拶できている」「基本業務は自力で回せるようになった」と振り返れば、自然と自信が芽生えてきます。

というか、比較自体が悪なので、できるだけ気にしないことを意識してください。

信頼できる人に相談する

9月病は「自分だけが不調なのでは」という孤独感が強まる現象でもあります。しかし、先輩社員や上司に話してみると、多くの場合「誰もが通る道だよ」と返ってきます。
話すことで安心感を得られ、状況を客観視できるようになるのです。

上司からしても、何気ない悩みや不安を打ち明けてくれるのは非常に嬉しいこと。近年では、何も相談せずに退職する若手が多いので、まだ頑張れるのであれば、勇気を出して相談しましょう。

プライベートを充実させる

仕事だけに気持ちを縛られると、心身のバランスを崩しやすくなります。
趣味や運動、旅行など「仕事以外の楽しみ」を持つことが、結果的に職場でのパフォーマンスを高めます。特に運動はストレス軽減に効果的で、科学的にも気分改善作用が証明されています。

あと3日頑張れば、、あと1日頑張れば、、この楽しみこそが仕事のモチベーションにも繋がります。


9月病は「成長のサイン」

9月病は、新入社員にとって「壁」でもありますが、同時に「成長のサイン」とも言えます。

  • 5月病=環境変化に伴う一時的な適応不全
  • 9月病=理想と現実のギャップ、成長停滞感による不調

この違いを理解すれば、「9月にしんどくなる自分」を責める必要はありません。
むしろ、社会人として本格的に力をつけていくための試練と捉え、乗り越えていく姿勢こそが大切です。

もし今、気持ちが停滞していると感じているなら、それは「次のステージへ進むための準備期間」かもしれません。
焦らず、過去の自分と比べながら一歩ずつ前へ進んでいきましょう。

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